コンフェデレーションカップB組:ギリシャ代表対日本代表

いいゲームやったなあ。心配されてた守備やったんやけど、いくら中澤がいなくても、あんなスピード感のない、間延びした、ぽかーりサッカーには対処できるという、U-20の大熊監督に見せてやりたいようなゲームやった。普通にハリステアスに宮本勝ってたやん。EURO2004では引いて、厳しくチェックして、相手がどうしようも無くなって、前がかりになった所をセットプレーまたはカウンターで強豪を倒してきたギリシャやったけど、このギリシャはその面影はほとんどなかった。

そういうのを差し引いても、今日の試合はええ出来やった。ボールがよく走り、ボールを取られても次から次へと選手が出てきて相手に自由にさせない。苦し紛れのぽかーりは宮本や田中がうまく体をぶつけて楽にさせない。相手のラインの裏を簡単なパス1本か2本で破る。ホンマに理想的なサッカー。どんなチーム相手にでもこれができればなあと思うくらいの試合やった。ただ、問題は前半にあったチャンスを決めきれへんかったことやね。玉田の1対1も柳沢のループも惜しかったんやけどねえ、惜しかっただけやったら今までと同じ。

これでまた大黒の株が上がってもうたけど、ちょっとあまりに期待されすぎて怖い。パスが出てこないと、結構焦って下がってきて、ミスが多くなるのが万博で良く見る大黒。それでパスが出ない強豪相手では点を取れなかったんやね。この前のメキシコ戦なんかも、ああ、これはちょっと難しいやろうなと思ってたら、案の定やった。これからどういう使われ方するかわからへんけど、出来れば遠藤とのセットで使って欲しいなあ。やっぱり見てておもろかったもんな。

あと、加地がなんか確変しつつあるんやけど、本当に信じてええんかなあ。

ともあれ、ブラジルがメキシコに負けたことで、日本は次にブラジルとガチンコ対決をやることになった。これはホンマにええ機会なんで、しっかりと準備して、ええゲームを見せて欲しい。もちろん、勝つつもりでな。