W杯予選:CAF

今回の予選で最大の驚きがアフリカやった。なんと、5ヶ国中4ヶ国が初出場。チュニジア以外はどちらかと言えば、伏兵扱いで、勝ち上がってくるとは思ってへんかった。トーゴは一次予選で得失点差勝ちで上がってきたし、アンゴラに至っては一次予選勝ち上がりはアウェイゴールやったからねえ。それだけアフリカ全体のレベルが上がってるということだと思うな。上位が固定されているアジアや北中米カリブ地域と比べると、今後も争いは激しくなるとともにレベルもアップしていくやろうね。

1組は有利な状況やったトーゴが難しいアウェイゲームに勝って初出場を決めた。セネガルは大本命で、絶対に出てくると思ったんやけどね。ホームのトーゴ戦で引き分けてしまったのが致命傷になったな。

2組はガーナが結局は2位に勝ち点5の差をつけてこれも初出場。ガーナは若年層の強化には定評があったんやけど、それがフル代表に繋がってなかったんやな。これからひょっとするとアフリカの強豪としてフル代表でも活躍できるかもしれん。ここの大本命は次回開催国の南アフリカやったんやけど、ガーナに2連敗ではどうしようもなかったな。

3組は前節の直接対決を制したカメルーンが有利やと思ってたんやけど、さすがにエジプトが意地を見せて、なんと引き分け。そのおかげでコートジボワールが逆転で初出場決定。9/5の日記で「勝ち点差が1なだけに、非常に危険」と書いたんやけど、その通りになった。コートジボワールは決して弱くなく、昔はアフリカチャンピオンとしてアジアチャンピオンの日本と対決したこともあった(ドーハの悲劇の前に壮行試合として行った)。それにしてもカメルーンがエジプト相手に転けなければな。

4組はアンゴラがナイジェリアと勝ち点で並んだんやけど、直接対決が1勝1分でアンゴラが初出場決定。実はこれ、以前のレギュレーションやったら直接対決より得失点差が優先されるんで、ナイジェリアの出場となるところやった。アンゴラはホーム全勝だったのが大きかった。本命ナイジェリアはアンゴラにホームで勝てなかったのがやっぱり痛かったな。

5組だけが順当な結果で、モロッコとの直接対決最終戦を引き分けでしのいだチュニジアが連続出場決定。2強対決となったんやけど、アウェイで1勝4分と勝ちきれなかったモロッコに対して、2勝2分1敗のチュニジアが勝ち点1だけ上にいった感じやね。モロッコはなんと無敗での敗退となったか。