W杯プレーオフ:日本女子代表対メキシコ女子代表

2-0で勝利。でも、できればもう一点取りたかった。

最初にビックリしたのがなでしこのスタメン。無理やと思ってた澤が先発だけやなく、復帰の宮本や新鋭・宇津木が先発。ところがメキシコのプレスがきつく、なかなかなでしこは形にならへん。宮本の判断ミスから決定的なチャンスを作られたり(福元が見事なセーブ)、正直危なかった。15分過ぎからようやくメキシコの高いラインの後ろへボールを入れて、荒川と大野に走らせた。これがボディブローのように効いて日本のペースに。前半38分、宮間の左サイドの崩しから、初めて攻撃に参加した宇津木のクロスに澤が頭で合わせて先制した。

後半も最初はメキシコがどんどん来た。風下ということもあって、かさにかかって攻めてくる。危ないシーンをまた福元が素晴らしいフィスティングを見せてピンチを乗り切った。すると70分に今度も左サイドから攻撃。流れてきた澤が中央にクロスを上げたところへ宮間が頭で合わせて2点目。そのあとチャンス、ピンチともにあったけど、点は動かず2-0で終了した。

正直な話、今日はなでしこもメキシコも3回大きなチャンスがあって、3回のうち2回を決めたのがなでしこ、1回も決められへんかったのがメキシコっちゅう感じやったかなあ。来週はメキシコで試合があるんやけど、全然楽観視できひん。ただ、メキシコは明らかに北朝鮮よりは弱いんで、アジア大会のパフォーマンスが出せたら大丈夫やろう。

しかし、澤と荒川は凄いな。特に澤は病み上がりやのに素晴らしかった。荒川もしっかりボールをキープできるので、ホンマにみんなが助かる。でも、今日はなにより福元のプレーやね。ホーム戦ということで、1点も取られたくない状況でホンマに大きな仕事をした。一回は飛び出してもうて、ループでやられたと思ったシーンもあったんやけど、クロスバーに助けられた。ツキもあったよな。

アテネ予選北朝鮮戦の時は3万人集まったけど、今日は1万人。でもなかなか熱い戦いを見せてくれましたわ。