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昨日、わしらの試合があったんやわ。新人GKが入ったおかげでわしはホンマに久々、フィールドプレーヤーとして出ることになった。去年の今頃、靱帯をやる前は練習試合なんかではやっとったんやけどね。靱帯やってからは怖くてできんかった。昨日も怖いのは怖かったんで、5分だけやったんやけどね。

で、その5分の間に、CKからええボールがわしに来た。「おっ!」と思ってトラップしたところを相手のDFにタックルされて、あえなくクリアされてもうたよ。試合が終わってから、みんなに「あれで決めてたらシブかったのに」って笑いながら言われたんやけど、わしは別のことを考えてた。

確かにフィールドプレーヤーとしての実戦は遠ざかってた。怪我の影響もあって怖かったのも事実。ただ、あの時、なんでトラップの選択しかなかったのか。というより、わしはトラップしてどうしようとしてたのか。すぐにシュートやったんか、それともパスか、相手をかわしに行ってたんか。どうもあの時、わしはトラップすることだけに集中してたようや。トラップはきれいに決まって(結構難しい高さに来たのを胸、いや腹で落とした)たんやけどね、その後に来るであろうDFの位置の確認がおざなりやった。いや、おざなりやないな、DFのことを忘れてたとしか思えん。

DFが来るイメージさえハッキリしてたら、あそこはボレーで打ってたかもしれん。トラップの位置もずらしたかもしれん。少なくとも左手は伸ばしてDFが入ってくるのを防ごうとしたやろう。

ここんとこ長い間GKばっかりやってたんで、そういうイメージができひんようになったんかなあ。体力が落ちまくってる現在、そういう技術とかイメージで勝って行かなあかんのに、ちょっと情けなかったですわ。まだまだ頑張らなあかんねえ。