松永幹夫

今日は仕事やったんで、会社でメインを見てた。流石にここは苦しいやろうなと思ってたんやけど、見事に差して1399勝目、ほんで最終レースもグリグリに応えて1400勝。ラストランを連勝で飾って引退って、あんた格好良すぎ。

幹夫が出てきた時、競馬学校の1期生ということで、どんなんかなと思ってみてた。アンちゃんの割にはよくレースに乗ってるなと思ったら、あれよあれよの大活躍。次の年、ユタカがめちゃ勝ちしたんで、印象が薄くなってるかもしれんけど、デビュー時の幹夫の活躍は衝撃的やったよ。幹夫とユタカが活躍したおかげで、関西は比較的若い騎手にも乗せるようになったと思う。その恩恵を最も受けたのが四位と藤田やと思う。四位は競馬学校で評判やったけど、なかなかデビューしてからは思うように勝てずに、ウインズのおっちゃん連中からはボロクソ言われてた。普通なら乗せて貰えんようになってもおかしくなかったんやけど、結構我慢して使われた印象。藤田は単勝万馬券連発でのし上がったんやけど、これもチャンスがあってこそ。強引かもしれんが、いまの関西トップ騎手は幹夫とユタカがある意味育てたようにも思う。

腎臓を摘出してから、体力的にはきつかったと思うけど、競馬場ではそんな姿は見せへんかった。どっちかというとレースではお人好しに見えることもあったんやけど、やっぱり牝馬乗せたら巧かったように、当たりの柔らかい騎手というイメージ。でも先行が決まったら非常に巧くて、信頼できた騎手やったな。

去年、秋天を勝った時の馬上の礼は幹夫やからこそやったなあ。噂は聞いてたけど、一発合格で山本調教師の跡を継げるというのは、良かったと思う。

しかし、できすぎやとは思うけど、あんたやっぱり最後まで格好良かったわ。