アジアカップ1次リーグ:日本代表対ベトナム代表

ベトナムといえばダ・ナン、ダ・ナンといえば15-0、アウェイでも5-1。まあ、ベトナムの守備はかなりダ・ナンの守備よりしっかりしてたけど。

だって、ダ・ナンの守備は5バックなんだかなんか、不思議なポジショニング。とにかく一回振られたら、どうしようもなかった。ミドルシュートへのケアもなくて、打ちたい放題。早いパス回しについていけへん。それに比べるとベトナムはしっかりとした2ラインの4バックを引いてて、リトリートしながらもボールを取ったら速攻という典型的な形。しかも、なんかわからんけど、いきなりオウンゴールやっちゃったりして、何やっとるんじゃって思っとった。

それを払拭したのが巻のゴール。比較的早い時間に失点したのも、後から考えたらラッキーやったかもな。ああいった裏を見られへんのがベトナムDFの特徴で、しかも身長差もあったからな。勝ち越し点はヤットのFKから。まるで千葉戦のような軌道(いや千葉戦の方がもっとエロかったか)で、この瞬間日本の1次リーグ首位抜けはほぼ決定した(2-2以上の引き分けやったらカタールが勝っても首位通過やった)。このFKを貰ったのも、左サイドでいい崩しをして貰ったもの。ヤットのパスが効果的やったよな。

3点は特に良かった。ここでも左サイドをうまく崩して、最後はヤットから中村俊への小さなパス。こういうパスはガンバでもシュートを打たせる時に良く見せるもので、今日のヤットはホンマに冴えてた。4点目もFKからアシストやったからねえ。これで2試合連続のMOMやねんけど、それも当然の活躍やね。それやのにインタビューもせえへんTVって・・・。

このチーム、パス回しはそれなりにできるんやけど、崩したり、裏を取るという所は、ヤットか中村俊が絡まへんとなかなか難しくなる。この2人が徹底的にマークされた時はどうなるのかっちゅう不安もあるよなあ。となるとサイドでっちゅうことになるんやけど、加地さんも駒野も今日はそんなに良くなかったし。ボランチ陣がサイドまで回るシーンも少なかった。これが多くなるともうちょっと攻撃もできると思うんやけどね。安全第一で行ったんかもしれんけど。

今日はコンディションが全体的に重くて、勝ったとはいえ、そんなにええ試合ではなかったよなあ。やっぱりかなり暑いんやろうねえ。これで準決勝までハノイでできるんで、アドバンテージを活かして次も是非勝ってほしい。