協会の体質

昨日発表された競泳のオリンピック代表から千葉すず選手が外されたなあ。全く、なんでこうスポーツの協会ってこんなんばっかりやねんやろう。

水連の言い分にも一理あるようにも見えるんやけど、とってつけたような感じ。矛盾してる部分はかなり多いと感じるのはわしだけやないやろ。

もともと千葉選手はその言動を水連に気に入られていなかったのは明らかやし、感情論で落とされたと言われても仕方ないんとちゃうかな。体調不良になったのは間違いなく千葉選手のミスやけどな。それでもA標準をクリアしてるんやもんな。

これは水連だけの話やないわな。陸連も同じ。この前のマラソン代表でも揉めたのは記憶に新しい所やわ。それから・・・サッカー協会。監督問題でケンケンガクガクや。まだまだあるで、バトミントンもそう。前回のオリンピック代表の選考で非主流派のコーチに指導された有力選手が外されたっちゅうことがある。アホかっちゅうねん。

これらの協会の特徴は、選考に関して事前に基準をハッキリさせへんことや。特に今回の水泳やマラソンに関してはそないに思う。あらかじめどれだけのタイムが必要なのか、ちゃんと事前に言っておけばええのに、それをいわへん。そやからこんなことになるねんな。

普通の企業でもちゃんとあらかじめ目標を設定するのは当たり前のこと。評価はその後からついてくるものやんか。目標を設定する能力がないんか、自分らの都合のええ選手達を選びたいんかようわからへんけど、こんなことばっかりやってたら不信感を招いてちっともええことあらへん。

もちろん、どの協会の連中も一生懸命やっとるところは見える。水泳でも陸上でもここまで競技力が上がったのは協会の努力の賜やと思う。サッカーやって同じや。そやけど、それをぶち壊しにする可能性もあるんとちゃうかな。特に選手のことを棚にあげたような軽率なコメントを繰り返す幹部連中を見るとわしにはハッキリと老害という文字が見えるわ。自分の権力にしがみついてるとしか見えへんもん。

明日はサッカーの日韓戦がある。サッカーの場合は選手選考やなくて監督問題。どうも一部の協会幹部はトルシエ監督をどうしても切りたいらしい。それもサッカー指導の中身以外の理由で。わしはトルシエ支持派やけど、そういうことを抜きにしても今の時期にトルシエをやめさせることはあまりにも軽率やと感じるわ。なんとか明日は快勝して協会連中を黙らせて欲しいわ。もっとも、既に「日韓戦の内容は関係ない」と言うてる幹部もおるんやけどな。流石に完勝に終わった場合はやめさせにくいやろうしな。

なによりもスポーツの協会は選手のためにあって欲しい。協会の幹部達は自分らが選手の時にそない考えへんかったんやろうか。