うちの部署の先輩でかなり鉄分の高い人がいるんやわ。出張やちょっとした旅行に行くときにはこの先輩にいつも尋ねてたんやな。特に安い切符の話に詳しくてわしらはホンマに助かってるんやわ。実はわしはあまり頼んだことはないねんけどな。

で、今年も当然のようにGWにはうにを食べに行くんやけど、行きはフェリーにすることにしたんやわ。飛行機の切符がやっぱり高いからなあ。帰りはバーゲンで帰れるんやけど、行きは設定があらへん。ちゅうわけで、舞鶴からのんびり行くことにしたんやわ。ほんで、舞鶴まで行くのに、どうすればええんかその先輩に聞いてみたんやわ。

いや、ホンマにまいった。凄い凄いとは聞いてたけど、これほどとは思わへんかった。最初、軽く特急の時刻を教えてくれたんで、わしは礼を言って時刻表の置いてある図書室へ行ったんやわ。鈍行で行ったらどれくらいかかるかと思ってな。で、本棚から時刻表を取り出したところへ丁度その先輩もやってきた。親切な先輩なんで鈍行のことも気になったらしい。で、この際やからそれも頼んでみたんやわ。

とにかくビックリしたんが、時刻表をめくる早さや。何線が何ページってほぼ完璧に覚えてるみたいや。あまりにビックリしたんで、「めちゃくちゃ凄いですね〜」って言ったんやけど、帰ってきた言葉が「上には上がおるからなあ、僕なんかまだまだ」やった(笑)。

鉄の道も相当奥が深いようやねえ。