俺たちの社長

ガンバの佐野泉社長が4/16付けで定年のため退任されることになった。

佐野社長は2002年から社長となり、同じ年に監督となった、にしのんとほぼ2人3脚のような形でガンバを見てくれていた。2003年こそ、良い成績やなかったけど、後の年は成績も上がり、観客動員は年々増加し、積極的にスポンサーを獲得してP/Lを初めとする財務状態も回復と、めちゃめちゃ大きくガンバの成長に貢献された。ホンマに感謝したい。

ちょうど、ガンバの選手が良い感じで伸びてきた時に社長になられ、そういう運もあったと思う。ただ、それをキッチリ優勝という形にする、観客動員を増やす、新規スポンサーを獲得する、下部組織を充実させる、優秀な選手を獲得する、インフラ面も改善する、看板選手がいなくなってもグッズ営業が増える、というように成果を目に見える形にできたのは佐野社長の手腕やったやろう。チームの成績とフロントの充実はクラブの両輪ということをハッキリ示してくれたと思っている。

なによりもサポに好かれた人やったし、エピソードにも事欠かない。パッと見は悪代官のような感じやねんけど(失礼やけど)、ほのぼのとさせてくれた時が多かったと思う。勝ち試合の後、上機嫌で歩いてられるのを何度も万博で見た。ツネが移籍する時、涙を流して喜んでいた姿にグッと来たこともある。駅前で新人と一緒にビラを配ったり、ユースの試合を遠くまで見に来たり、普通に切符を買ってたり、ナビスコ優勝した時は写真の位置取りに必死やったり、ファン感でユニ着て出てきてミチに削られたり、スカパーで選手を出迎えハイタッチする場面が何度も流れたり・・・。

ガンバを本当に愛してただけや無くて、成長させるための方策も持っている人ですわ。他のクラブのサポに自慢できる社長ですわ。社長グッズが出るなんて、なかなかできひんことやもんな。まだまだ社長でいて欲しかったですわ。

お疲れ様でした、佐野社長。社長はわしらの誇りでした。社長のおかげでガンバは一本芯の通ったクラブになったと思ってます。本当にありがとうございました。

金森新社長も、佐野社長のような人やったら嬉しいなあ。